ちょっと真面目なお話 その2
こんにちは。
花粉症がひと段落し、ほっとしている毎日です。
しかし今年の桜は散るのが早かったですねぇ~。
花見酒、飲み損ねたなぁ・・・ ( ;∀;)
さて今回は、前回に引き続き動物取扱責任者研修会の中から
神戸市が行っている外来種対策のお話です。
外来種 というのは❝元々そこにいなかったのに
人間が持ち込んじゃった生き物❞のことです。
有名どころ
アカミミガメ アメリカザリガニ
まぁええやん と思う方もおられると思いますが、
新しい奴が来るということは、当然、もともと
そこに住んでいた生き物と争いが起きることがあるわけで
その結果、元々いたやつが絶滅の危機に!
というのはよくある話です。
外来種が攻撃的だったり、毒をもっていたりすると
私たちにとっても脅威となり得ます。
なので神戸市、頑張って対策してくれています。
神戸市に定着している外来種動物はアライグマ・アカミミガメ・
ヌートリアなどいろいろいますが、特にアライグマは見た目は可愛いですが
けっこう凶暴なところもあり、農作物をめちゃくちゃ荒らします。
なので、捕獲されていますが捕獲頭数は年々増えていて、
去年は年間1200頭を超えたそうです。
すごい数ですよね。
これも元々はペット―ブームで輸入されたものが脱走・放逐した結果
というのは有名な話です。
こんな悲しいことが今後も続かないよう、
販売者は、
・販売までの飼育管理を徹底すること
・購入者に種の特性をきちんと説明し、終生飼育の徹底を呼びかける
(つまり寿命までしっかり飼うように指導してね ってことです)
ように講義を受けました。
私達、購入者側も、珍しい動物を飼いたいな と思ったときには、
❝ちゃんと飼ってあげれるのかな?❞ とよく考えなあきませんよね。
販売者側も売れなければむやみに輸入しないでしょうし。
珍しい動物だけでなく一般的な動物を飼うときも、
飼うためには何が必要でどれ位お金がかかり、どの位のサイズまで成長し、
何年くらい生きるのか、性質の特徴は、声の大きさは、匂いは・・・など
予め知っておいたほうが、同居生活がスムーズにいきやすいです。
長々と書きましたが、動物たちと長く幸せに暮らすために、
又、その飼い主さん達をサポートするために
まだまだ勉強せねばならないことは多いな と実感した研修会でした。
4月に入り狂犬病ワクチン接種のシーズンになりました。
今年から、市の手続き制度が変更になったため、
済票のお渡しにお時間を頂いております。
ご迷惑をおかけしますがご理解ご協力の程よろしくお願い致します。
獣医師 牧田